花火

大人になるまでは、特別好きではなかった花火。
きっと、小さい頃に花火でやけどをしたことと、
人混みがすごく苦手で、
あまりお祭りに行けなかったことが関係しているのでしょう。

それが、こんなにも大好きになったのは、
花火師のドキュメンタリーを見た時からです。
ほんの一瞬、真っ暗な空を彩るために、
楽しみにしてくれている人たちのために、
危険に身をさらしつつ花火を作り、打上げる姿は
まさに「職人」
それからは、花火を見るたびに、
「この一つひとつに花火師さんの想いが込められているのだなぁ」
と思うようになり、いつの間にか、花火の季節を心待ちにするよう
になっていました。
おかげで、今では花火の大切な思い出がいくつもできました。

日本の花火の歴史は、1543年に種子島に鉄砲と火薬が
伝来したことに始まり、1613年に花火名人のイギリス人が
徳川家康の為に花火を披露したのが、日本での花火第一号
であると言われているそうです。
そう考えると、400年もの間、様々な時代のいろいろな人たちを
楽しませてきたのですよね。

さて、今年はいくつの花火が見られるでしょうか。
たくさんの人たちの心に、
明るい光が降り注ぐといいなと思います。